2014年3月17日

豊栄商会 製鉄原料亜鉛、電炉ダストから回収

アルミニウム精練および製鋼原料リサイクルを手掛ける豊栄商会(本社=愛知県豊田市堤町寺池66、樹神康之社長)は、電炉鋼の生産過程で発生する製鋼ダスト(電気炉ダスト)から、高純度亜鉛と製鉄原料を同時製造する事業の開発に乗り出す。JST(科学技術振興機構)による産学共同実用化開発事業公募の採択を受け、東北大学大学院工学研究科、長坂徹也教授らの研究シーズと同社の亜鉛めっき鋼板の脱亜鉛技術を複合し、石炭などの炭材を使用することなく、電気炉ダストから亜鉛と製鉄原料を製造する国内初のシステムを構築。同機構の開発費支援の下、今年3月から19年3月の5年を開発期間に、約8億円の開発費を充て事業化を進める。







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