2014年6月11日

OECD鉄鋼委、過剰能力対策を具体化

 経済協力開発機構(OECD)はパリで5、6日の両日、第76回鉄鋼委員会を開き、鉄鋼生産の過剰能力対策を具体化することで合意した。計画中の鉄鋼生産の大規模プロジェクトをリストに挙げ、政府の支援の有無を検証する。現在の過剰能力よりも今後増える能力に焦点を当て、望ましくない政府の関与をあぶり出すことで抑止効果を狙う。途上国を含めた参加国は、経済的な判断や市場メカニズムを歪曲する政府の関与が、過剰能力を招く恐れがあると懸念を共有しており、12月の次回会合でリストの検証段階に入る見通し。







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