2014年8月26日

総合商社5社「金属」、純利益 全体の3割超

 産業新聞社まとめによると、総合商社5社の金属関連部門の2004―13年度の10年間の連結純利益合計は3兆7690億円に上り、全社純利益11兆9220億円の31・6%を占めることが明らかになった。「金属」の純利益合計は三菱商事が1兆3640億円、三井物産は1兆1790億円と1兆円を超える。全社純利益に占める比率は三井物産が40・1%でトップ、三菱商事、伊藤忠商事が続く。総資産利益率(ROA)平均は、伊藤忠商事が12・6%と最高で、三井物産、丸紅が続く。鉄鉱石や石炭など鉄鋼原料、銅など非鉄金属資源への積極的な事業投資のリターン拡大が背景にあり、鉄鋼製品事業の収益力アップも寄与した。