2015年11月5日

鉄連、めっき鋼板クロメートフリー 国交省に一本化提案

 日本鉄鋼連盟は環境負荷物質の低減に向け、このほど国土交通省に対し、2016年に改定される公共建築工事標準仕様書(建築工事編)の中で、溶融亜鉛系めっき鋼板と塗装溶融亜鉛系めっき鋼板の「クロメートフリー処理」指定の推進を提案した。これを受け、国交省では需要業界にヒアリングし、改定作業を進めているが、このうち塗装工事に使用するめっき鋼板の化成処理の指定については従来のクロメート処理が削除され、クロメートフリー処理に一本化される可能性がある。標準仕様書は3年ごとに改定され、法的拘束力は持たないものの、公共建築だけでなく、民間建築でも基準となるケースが多く、盛り込まれれば建築業界でのクロメートフリー処理の普及に弾みがつきそうだ。







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