2016年5月16日

新日鉄住金の日新製鋼子会社化 年200億円超の相乗効果  新日鉄住金、株式51%取得

 新日鉄住金と日新製鋼は13日、新日鉄住金による日新製鋼の子会社化等に関する契約を締結したと発表した。新日鉄住金は、公開買い付け(TOB)と第三者割当増資(TPA)の引き受けを組み合わせる手法を通じ、760億円から1550億円を投じて、日新製鋼の株式保有比率を8・3%から51%に引き上げる。2017年3月をめどに子会社化するが、日新製鋼は上場を維持。操業技術などのベストプラクティス追求、調達コスト削減、グループ全体での効率的な生産追求など両社で年間200億円以上の相乗効果を発揮。競合する国内・海外ミルに対する優位性を維持し、収益力を一層強化することで持続的成長の実現を図る。

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