2017年10月17日

日立金属、ノイズフィルター向け車載用コア製品開発 ナノ結晶軟磁性材使用

 日立金属は16日、ナノ結晶軟磁性材料ファインメットを使用した、高インピーダンス(※)かつ高温特性を持つコモンモードチョークコイル・コア「FT―3K10Q」シリーズを開発したと発表した。基本特許は取得済み。EVなど次世代自動車に使用される電子機器のノイズフィルターで、さらなる小型軽量化や高信頼性化につながる製品として販路拡充を図る。製造拠点は日立金属タイランドで、18年1月からサンプル供給を開始し、同4月からの量産を計画している。
 (※)=交流回路での電気抵抗で、Zの記号で表される複素量







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