2018年2月15日

異形棒市況7万円へ コスト高、底堅い需要映す

 東西の異形棒鋼市況は、メーカーのコストプッシュと底堅い需要を背景に直送でトン7万円の市況へと移行しつつある。取引量は低迷し、鉄スクラップ電炉買値の上昇が一服しているものの、電極などの資材、運送費などのコストが上昇している中、メーカーはコストを意識した販売姿勢を強め、ゼネコンからの下げ要求にも応じない構え。年度末にかけて実需が伸びていくとの見方も多く、異形棒鋼市況の上げ局面は続く見通しだ。