2018年7月30日

鉄スクラップ輸出、ヘビー中心に販路縮小

 日本からの鉄スクラップ輸出は、国内指標品となるH2などの一般ヘビースクラップを中心に販路が狭まっている。アジア市場で競合する米国鉄スクラップ輸出価格の下落で割安感がなくなった上、主力向け先の一つとなっているベトナムで荷揚げの品質検査が厳格化され、「通関に要する期間がこれまでよりもかなり延びている」(シッパー筋)ことなどが新規商談に影響。円高に振れたことも輸出環境の悪化につながっている。

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