2019年8月5日

日本製鉄、厚板事業高度化を加速 AI・ICT活用 生産性向上へ

 日本製鉄は厚板事業でつくる力、売る力の強化を推進、技術面からは生産工程でアルゴリズムを活用、注文サイズと中間製品サイズとの組み合わせの決定業務をシステム化するなどAI(人工知能)、ICT(情報通信技術)を生かして生産性を向上、顧客へのソリューション提案力も高め、高機能材拡大など事業高度化を加速する。高機能材では安全環境対策など高機能化による最終製品使用段階での負荷低減、価値向上も勘案したライフサイクルソリューションを念頭に販路を伸ばす。2年目の現行中期経営計画では需給緩和、現地生産化、品質・技術の優位性縮小など厳しい事業環境を前提に、価格政策や取引条件の最適化とともに、コスト競争力強化を掲げる。大分、名古屋、君津、鹿島の4製鉄所で、それぞれの特長を加味し、注文の最適配分を実施。スループットを最大化し、全社レベルで競争力を高める。







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