2020年2月3日

北野鉄連会長 全国粗鋼 20年も1億トン割れか

 日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は31日の定例記者会見で、2020年について「昨年後半から製造業が失速し、現在も一部で弱さが続くなど、国内は厳しい需要環境にある。一方、IMFは20年の世界経済成長率が3・3%と19年の2・9%から若干上振れすると見込んでおり、海外需要は回復すると期待している」との認識を示した上で、「19年の全国粗鋼生産量は1億トンを下回っており、20年も同程度になるだろう」と述べ、1億トン割れが続く可能性を示唆した。

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