2022年12月2日

大阪故鉄とジャンカラ、異色のコラボ カラオケにスクラップルーム

鉄スクラップとカラオケ、異色のコラボが大阪で実現した。

スクラップ大手の大阪故鉄(本社=大阪市住之江区、矢追大祐社長)は西日本最大級のカラオケチェーン「ジャンボカラオケ広場」(以下ジャンカラ)を運営するTOAI(本社=京都市中京区、東原元規社長)とコラボする形で、天神橋筋商店街内に今月10日オープンしたジャンカラ「アジアン天満店」にスクラップルームを開設した。ドラム缶や湯船といった金属スクラップをリユースし家具として活用するなど、SDGsに配慮されたカラオケルームが誕生した。

異色のコラボについて矢追社長は「なにか『ワクワクすることに挑戦したい』という思いの中で、エンターテインメントを通じて人々の笑顔を世界中に届けたいというジャンカラさんの理念とコラボすることにより、固いという鉄業界のイメージ変革に挑戦したかった」と話す。

スクラップルーム内の椅子はドラム缶を再利用しており、テーブルはステンレスの浴槽にダライ粉を入れ天板を貼ったものが置かれている。いずれも大阪故鉄のヤードに入荷した金属スクラップから製作されたもの。

室内には現場の写真や大阪故鉄のSDGsへの取り組みなどもパネル展示されており、「老若男女問わず、多くの人にルーム内の金属スクラップを見ていただき、金属リサイクル業界に興味を持つ契機になってほしい」(矢追社長)と期待する。

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