2023年6月2日

日鉄エンジ、バイオエタノール生産設備 福島で着工

 日鉄エンジニアリング(石倭行人社長)は2日、次世代グリーンCO2燃料技術研究組合(中田浩一理事長、本部=福島県大熊町)から受注した第2世代バイオエタノール生産設備を着工したと発表した。2024年10月運転を開始する計画だ。食料競合回避や安定調達を勘案し、農業残渣や非可食の植物など非可食性バイオマスを原料とする「第2世代」製造技術に対応する。同研究組合ではバイオマスの利用、バイオエタノール生産時の水素・酸素・CO2を最適に循環させ、効率的に自動車用バイオエタノール燃料を製造する研究を通じ、カーボンニュートラル(CN)社会実現を目指す。

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