「ニッケル系ステンレス鋼板は新型コロナウイルス感染症影響で、2020年度上期の国内実需は前年同期比で20%以上減少した。足元はコロナ前の水準までおおむね回復している。好調な自動車、電機の両分野はニッケル系の使用が少なく、クロム系ほどのインパクトはないものの、巣ごもり需要に関わる物流施設や食品、半導体製造装置などは好調。一方、宿泊施設などインバウンド関連をはじめ、飲食店や商業施設などは復調の兆しが見えない。当社の受注数量は前年同期比で20年度上期が30%強のマイナスになり、1―3月はおおむねコロナ前の18―19年度の平均レベルに戻り、4―6月はコロナ前を上回っている。生産・出荷はこれまで夏季定修などで伸び悩んだが、9月以降には伸びるだろう。一般材の輸出はわずかで、海外市場の影響は受けないが、冷延鋼板の需給がひっ迫し、引き合いが増えている。一般材は欧米で市況が上昇しているものの、タイトなロール状況の下で輸出する余力はない」





















