2012年9月18日

下村特殊精工、アジア3極体制構築へ

 大同特殊鋼の連結子会社で大手磨棒鋼メーカーの下村特殊精工(本社=千葉県市川市、玉井峰夫社長)は、中国子会社の下村特殊精鋼(STSS)の工場に連続引抜ラインを1基増設する。2013年4月の稼働を目指す。この設備増強で、STSSの生産能力は月450トンから800トンに拡大する見通し。中国市場における自動車関連需要の捕捉を狙う。

 マレーシア子会社のオリエンタル・シモムラ・ドローイング(OSD)も、年内をめどに品質保証体制を強化する計画。海外2拠点の品質保証を含む生産体制を国内工場と同レベルに引き上げ、アジアにおける3極体制を確立する。







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