2013年8月23日

財務・経営戦略を聞く 新日鉄住金副社長 太田 克彦氏 ROS早期10%達成目指す

――2013年度1四半期は連結経常利益が前四半期比1・9倍の864億円で、未定としていた上期予想を1500億円に設定した。つまり2四半期は減益となる。

「2四半期は、1四半期にあった在庫評価益、外貨資産評価益などの押し上げ要因がなくなる。2四半期は現時点の予想プラスアルファを目指す。まず鋼材出荷量を60万トン増の1090万トン程度に引き上げる。コスト改善効果も、四半期80億円の巡航速度で積み上げていく。鋼材値上げ効果は、新価格の適用時期差がなくなり、フルに効いてくる。季節要因で悪化した品種構成差の改善も期待できる」

――一過性要因を除いた実力ベースの上期経常利益は。







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