スクラップ・リサイクルトップへ
ADVERTISEMENT

鉄スクラップ・リサイクルニュース

TRE 国内循環の主翼に 高品位スクラップ供給 市原の用地、GX拠点へ

はてなブックマーク
LINEで送る
Xでシェア
Facebookでシェア
 TREホールディングスの阿部光男社長は、鉄スクラップの国内循環を進めようとする政府の動きを受け、自社グループが鉄スクラップの高度再資源化の主翼を担う考えを示した。22日に開いた2026年3月期の決算説明会で「(国は)輸出されている年間700万トンの鉄スクラップのうち、(まずは)200万トンを国内で再利用する方針を出した」とし、「そこのかなりの部分をわれわれが担い、高い品質のスクラップを作って国内の鉄鋼メーカーに購入していただくことが資源循環につながる」と述べ、高品位スクラップ供給の主要企業になる意欲を見せた。

 新たに賃借契約を結んだ千葉県市原市八幡海岸通の約33万3000平方メートルの事業用地で高品位スクラップ製造事業を進める。「ここを(経済産業省が定める)GX戦略地域の認定を目指す」と話し、国策と連動する資源循環拠点に育てる姿勢を見せた。大型破砕機や高度選別機の導入を見据える。

 会見では同社がこのほど策定した「TRE中期経営計画2030」の詳細を阿部社長が説明した。子会社のリバーがセグメント中核企業となっており、主に金属リサイクル事業を展開する「資源リサイクル事業」について、2031年のセグメント売上高は587億円、セグメント事業利益(営業利益と持ち分法投資損益の和)は52億円を目指す考えを示した。26年3月期のセグメント売上高は431億円、営業利益は33億9500万円だった。

 同事業の成長戦略の一つとして、年間20億―25億円程度かかっているダスト処理費を、再資源化によって削減する方針を示した。栃木県のリバー壬生事業所と、千葉県で28年4月頃に操業開始する予定の市原ダスト再資源化施設(仮称)によって、リバーグループで発生するダストの約50%を再資源化できるようになると説明した。鉄スクラップ処理の過程で発生するダストは従来、処理費用をかけて外部処分する必要があった。

特集・インタビュー

トップ交代人事

産業新聞のサービス