2021年5月11日

解説/日本製鉄 体質強化策続け高収益取り戻す/利益を成長投資へ/海外で能力増強 脱炭素も注力

日本製鉄は2021年度に経営統合以降の過去最高水準の連結事業利益を計画する。単独粗鋼生産は過去最高利益の14年度より2割少ない見通しの中で固定・変動費の大幅削減による損益分岐点の引き下げとともに海外事業の利益拡大、鋼材販売価格の改善に取り組む。新型コロナウイルス感染拡大前から国内需要の減少や海外企業との競合に備えて抜本的構造改革を追加策含め実行し、20年度に事業利益を確保した体質強化策を続け、高収益企業としての姿を取り戻す。

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