2018年9月6日

台風21号、非鉄企業に被害 三菱マテ堺など停止

台風21号の影響で、複数の非鉄金属関連工場が5日時点で操業を止めている。三菱マテリアルの堺工場(大阪府堺市西区)は高潮で浸水し、4日夕から休止。同社の四日市工場(三重県四日市市三田町)も設備破損で第2プラントを停止した。大阪府や北海道では、地区の停電で複数の工場が止まった。人的被害はないもようだ。

三菱マテの堺工場は伸銅品の中間材であるビレット、ケーク、さまざまな高機能銅製品の素材になる無酸素銅合金、電線の導体材料である銅荒引き線などを生産する。設備も一部被害を受けた。四日市工場は多結晶シリコンの生産拠点で、半導体用単結晶シリコン向けを主とする。第1プラントは操業している。堺、四日市ともに、設備点検などの緊急対応を進める。

古河電気工業の銅管事業部門(兵庫県尼崎市道意町)は稼働中も、一部設備を止めて問題がないか確認中。電解コンデンサー用高純度アルミ箔などを生産する昭和電工の堺事業所(大阪府堺市堺区)や、昭和アルミニウム缶の彦根工場(滋賀県彦根市楡町)も同様。

停電の影響は、樹脂窓やガラスを生産するYKKAP北海道工場(北海道石狩市新港南)、三井金属のパーライト事業部大阪工場(大阪府貝塚市港)、日鉄鉱業の長尾山採石所(大阪府箕面市下止々呂美)など。JX金属の子会社、JX金属苫小牧ケミカル(北海道苫小牧市字勇払)も一時停止したが4日夕に再開した。

設備被害がなく通常操業の工場も、強風による屋根や窓、壁の破損は大手中小を問わず全国多数に上った。従業員の自宅待機、交通網の混乱の影響も聞かれた。

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