2011年5月11日

日本冶金、新中計策定 設投230億円

 日本冶金工業は10日、2013年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画を策定し、連結ベースでの経常利益40億円、高機能材(ニッケル比率が30%を超えるステンレス)の販売数量を10年度下期比1・5倍の月間4500トンに引き上げると発表した。

 まずは3期連続となった経常赤字からの脱却を図り、アジアにおける競争力のあるステンレス特殊鋼メーカーを目指す。高機能材製造プロセスの改革、夏季電力制限への対応、グループ会社再編統合など設備投資は約230億円を計画。抜本的な諸施策の遂行により、期間中はロードマップを作成し実施状況をフォロー、環境変化に応じた見直しを行いながら新中計をローリングしていく方針だ。







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