2023年5月2日

22年度CC出荷、1360万トン過去最低 車・建築とも低迷 コロナ後、低水準定着か

全国コイルセンター工業組合(理事長=小河通治・小河商店社長)がまとめた流通調査結果によると、2022年度のコイルセンター出荷量は前年度比4・7%減の1359万8378トンと2年ぶりに減少し、過去最低となった。主力向け先の自動車と建築がともに低迷。自動車は部品不足が解消されず、建築は住宅や工場、倉庫の着工が伸び悩んだ。直近3年間の出荷量は20年度が過去2番目、21年度が過去4番目の低さと、1400万トン前後が定着しつつあり、今後も新型コロナウイルス禍以前の1600万トンレベルに戻らない可能性がある。





日刊産業新聞DIGITAL日刊産業新聞 紙版