2021年4月14日

大同特殊鋼、金型用金属粉末を発売 3D造形時の割れ低減

 大同特殊鋼は14日、3Dプリンター用金属粉末「DAP―AMシリーズ」の第一弾として、ダイカスト金型、プラスチック射出成型金型に最適な高熱伝導率の「HTC45」「HTC40」を新開発し、同日から販売を開始したと発表した。既存の金型に使用される材料に比べ、金型造形時の割れリスクを大幅に低減し、金型の長寿命化に貢献する。3Dプリンター金型造形に使用される材料に比べ熱伝導率が高く、金型温度の低下に伴うサイクルタイムの短縮が可能。特定化学物質のコバルトを使わないなどの特徴を持ち、2023年に年間5億円の売り上げ規模を目指す。

スポンサーリンク