2021年10月12日

中国鉄鋼相場、連休明け堅調 減産進み需給調整へ 製鉄所の操業制限続く 原料高、国内鉱山開発促す

中国の国慶節連休が先週末に明け、鉄鋼市場が活動を再開した。大手不動産会社の破綻危機や電力不足が需要の下振れリスクとなるが、鉄鋼減産によって需給が調整される観測が広がり、連休明けに鋼材の先物相場が大きく上がった。政府は鉄鋼減産継続の方針を示し、電力不足も作用して製鉄所の操業制限が続く。原料炭価格は高騰し、下落した鉄鉱石価格も反転し始めた。8月の輸出税制改定で鋼材輸出は減るとみられ、中国やアジアの鉄鋼市況が高止まりする土壌は当面維持されそうだ。














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