2018年12月7日

鉄産懇 中国の冬季減産に注目 中村会長 「輸入材動向を監視」

 鉄鋼産業懇談会の中村真一会長(新日鉄住金副社長)は6日の会議後、「世界経済のファンダメンタルズは堅調だが、先行きの不透明感が大いに強まっている。米中貿易摩擦が続き、中国経済に減速感が見られる」と指摘。「中国は冬季の減産期間に入ったものの、10月は粗鋼生産が過去最高で、鋼材輸出は2カ月連続増となった。内需自体は堅調のようだが、自動車販売減などの兆候も見られることから、今後の冬季減産の動向、実需・生産・在庫のバランスには細心の注意を払っていく必要がある」と警戒感を示した。

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